2007年02月15日

「外字コピー屋さん」は Windows Vista で動くのか?

Windows Vista をインストールしたので、外字コピー屋さん の動作を検証してみました。

結果からいうと一応動作します。
しかし、Vista で導入された UAC(ユーザー・アカウント制御)という仕組みのおかげで、少々使いづらくなりました。
「外字コピー屋さん」を起動するとすぐにUACが働き、「認識されない発行元です」といわれ、ユーザーによる許可を求めてきます。
管理者権限でログオンしている時はただ OK ボタンをクリックするだけですが、そうでない場合は、管理者のユーザー名とパスワードを求めてきます。

外字はシステムフォルダにインストールすることになっているので仕方ないところでしょう。UAC機能を無効にしてみると、なにもダイアログはでずに素直に「外字コピー屋さん」が立ち上がってくれます。

問題はコマンドライン版です。コマンドライン版でも同じようにダイアログが出てきます。バッチファイルに組み込んでいる場合は「外字コピー屋さん」に管理者権限を与える為に処理が一時停止してしまいますのでご注意ください。


「指定したフォントにリンク」された外字を使っている場合はご注意!


Vista の外字エディタは、初期状態では「指定したフォントにリンク」された外字をユーザーフォルダ C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Windows\EUDC に保存します。その一方で「全てのフォントにリンク」された外字、つまり標準の外字は、2000/Xpと同じく、C:\Windows\fonts に保存します。
現バージョンの「外字コピー屋さん」では、「指定したフォントにリンク」された外字は、C:\windows にコピーしてしまいますので、Vista での標準的な動作とはいえません。これは次期バージョンで修正する予定です。
しかしまあ、それでも「指定したフォントにリンク」された外字が使えないわけではありません。
posted by sjoe at 15:39| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記