2008年08月31日

外字コピー屋さん Ver. 3.0

 外字コピー屋さんですが、ようやくVistaに対応しました。
Vista だけでなく Server 2003 や、まだ評価版ですが、Server 2008 もターゲットにしています。ただし、まだヘルプファイルも説明書も作成していないため、とりあえず、ベータ版としておきます。バグもあるかもしれません。何か不都合がありましたら、このブログにコメント願います。

http://www.eastvalley.or.jp/cpeudc/
にアクセスすると旧版と、3.0βの両方がダウンロードできます。

<<主な変更点>>
 3.0 では仕様を変えて、ユーザーフォルダに外字をインストールすることにしました。ですから、ログインするユーザーが異なる場合は、もう一度外字コピー屋さんで外字をインストールする必要があります。

 また、外字の取得場所にフォルダを作り、そこにそれぞれ別の外字を格納しておくことができるようにしました。
これを活用すれば、外字セットを場面に応じて切り替えるのも容易になるでしょう。

 さらに、おそらく多くの人に必要がないだろう、コマンドライン版を廃止しました。その代わり、実行ファイルにオプションをつけて起動することにより、コマンドライン版と同じように動作するようにしてあります。
 コマンドライン版のように使いたい場合は、
cpeudc /help
とすることで、使い方のメッセージボックスが開きますので、それをご覧下さい。基本的には旧バージョンと同じです。
posted by sjoe at 00:21| ダウンロード

2008年08月26日

外字エディタの「メモリ不足」エラー

今、外字コピー屋さんの、Vista 対応版を作成中である。
そんな中で遭遇したエラーの話。

外字エディタで文字を保存する時に、「メモリ不足です」というエラーが出ることがある。エラーがでると、文字の保存はできない。
メモリは充分積んでいるし、それほどたくさんのプログラムを走らせているわけではないので、メモリ不足ということはないはず。

いくつかのOSで試してみたが、Vista でも Windows Xp でもWindows 2000 でも同じエラーがでる。
いずれのOSも Shift-JIS の範囲外のところに文字を保存しようとするとエラーになるようだ。すなわち、Unicode で E758 以降のことであるが、その範囲に文字の保存が出来ないのである。

さらにテストをしてみると、該当する外字ファイルが Windows 98 や NT から引き継いでいるものだと、エラーになることがわかった。
Windows 2000 で新規に作成した外字であれば、上記のエラーは出ない。Windows Xp も Windows Vista も問題ない。

Windows 98 や Windows NT で作成した外字をWindows 2000 や Xp, Vistaにインストールし、外字エディタを起動すると、なにやら変換作業が行われるが、この変換が完全ではないのだろう。

<結論>
Windows 98 や NT で作成した外字を、Windows 2000, Xp, Vista で使用する場合は、Shift-JIS で F040-F9FC の範囲でしか文字の追加や編集ができない。
それ以降の範囲に文字を追加する必要がある場合は、外字を新規に作成しなおすしかない。
posted by sjoe at 14:18| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記